コロナウイルスにより外に出れない日が続きますが、ビデオ通話のおかげで私たちは友達や家族と顔を合わせて会話することができます。SkypeやZoom等、ビデオ通話ができるサービスはこれまでに沢山ありましたが、Facebookは”Messenger Rooms”という新しいものを世界に出すことを発表しました。
“Messenger”は既にグループビデオ通話ができる仕様ですが、通話に参加するためにはFacebookのアカウントを持っていて、さらに友達になる必要がありました。それに対して、”Messenger Rooms”はそのような制約が一切ありません。ビデオ通話をするために友達になる必要もなければ、Facebookのアカウントを持っていなくても大丈夫です。”Messenger Rooms”を始めると、パソコンやスマートフォンで参加ができるURLが発行されます。また、このURLは簡単にFacebook内のグループなどに共有することができます。
Facebookはこの機能をWhatsAppやインスタグラム、ウェブ上で動かせるようにすると言っているので、たくさんのコミュニティ上で活用できます。”Messenger Rooms”は会議やミーティングではなく、カジュアルなビデオ通話という感じで提供しようとしています。”Messenger Rooms”で作るURLを一つの部屋のようにして、いつでも参加したり退出ができるようになっています。これはZoomやSkypeのように時間を指定して通話するような構造ではないため、仕事場のような緊張感もなく参加者はゆったりとした気持ちで通話に参加できます。
Facebookはプライバシー保護とセキュリティを強調しています。また、ビデオ通話を開始した人が最終的にその通話全体の権限を持ちます。ビデオ通話を開始するときは必ずその作成者が出席する必要があり、作成者は参加者を強制的に退出させる権限も持ちます。Facebookは作成する部屋の名前やコンテンツにはアクセスできますが、内部での会話やビデオなどにはアクセスしません。
“Messenger Rooms”は既にローンチされ始めています。また、これからの数週間のうちに日本でも使えるようになるでしょう。